運送会社に就職や転職をお考えの方は、大型自動車免許を取得しているか、はたまた挑戦中かと思います。
せっかくなら、けん引免許も取得して、トレーラーに乗ってみたいと思いませんか?
大型トラックに初めて乗る方は、前に進むだけでもドキドキするかもしれませんね。
でもすぐに慣れると思います。
仕事でトラックに乗ると言う事は、1日中運転し続ける事になりますので、慣れないわけがありません。
たまにドキッとするような乗用車の動きにビビりながら、少しずつ経験値を上げていき、いろいろな危険を察知する事が出来るようになるでしょう。
就職や転職した運送会社が、とても環境が良く、給料もしっかりもらえて、人間関係も申し分ないなら、できればずっと働きたくないですか?
その運送会社が、トレーラーを所持していたらさらに給料が上がるトレーラーに乗りたいと思うはずです。
ただ、トレーラーの運転手は未経験の方は採用しません、運転は3年以上の経験者で真面目な人でないと怖いです。
それでも、あなたの働きぶりや、大型トラックでの無事故無違反の実績があれば、その人柄を会社は知っているので、トレーラー運転手に抜擢されるかもしれません。
イヤ、まったく素性の分からない経験者より、真面目な従業員を登用した方が会社側は安心です。
そんな時に、けん引自動車免許を持っていないなんて事が無い様に、就職や転職する前に、大賀自動車免許とけん引自動車免許は、取得しておくことをおススメします。
そうすれば、あなたの仕事の幅は、かなり広がります。
さらに、仕事の幅を広げ、給料のアップが見込める資格も取得しておきましょう。
今回ご紹介する乙種危険物取扱者の資格は、タンクローリーの運転手になるなら必須ですよ。
トラック運転手に有利な乙種危険物取扱者の資格取得で給料アップ
トラック運転手になろうとお考えの方は、乙種危険物取扱者はぜひ取得してほしい資格です。
別に持っていなくても、トラック運転手になる事はもちろん可能ですし、乙種危険物取扱者の資格を必要としない運送会社の方が、格段に多いのは間違いありません。
ではなぜ取得しておいた方が良いのか、それは、トラック運転手としての仕事の範囲が広がるという点と、少しばかりの給料アップが見込めるかもしれないからです。
乙種危険物取扱者の種類
乙種危険物取扱者の免状を取得した類の危険物についてのみ取扱い及び立会いができます。
また、6か月以上の実務経験があれば、危険物保安監督者になれます。
- 乙種第1類 :酸化性固体
- 乙種第2類:可燃性固体
- 乙種第3類:自然発火性物質及び禁水性物質
- 乙種第4類:引火性液体
- 乙種第5類:自己反応性物質
- 乙種第6類:酸化性液体
トラック運転手として、最低取得しておきたいのは『乙種第4類危険物取扱者』の資格です。
この資格を取得すると引火性液体を取扱いする事ができます。
例えば、
- ガソリン
- 灯油
- 軽油
- 重油
- 潤滑油
この種類の危険物の取扱いが許される資格です。
この資格を持って初めて乗ることが許されるのが、タンクローリーですね。
参考までに、危険物取扱者の資格には、乙種の上位に『甲種』下に『丙種』があります。
さらに参考までに、乙種危険物取扱者の合格率は。
- 乙種第1類:65%
- 乙種第2類:68%
- 乙種第3類:69%
- 乙種第4類:32%
- 乙種第5類:67%
- 乙種第6類:63%
こうやって見ると乙種第4類は合格率が低いので、難しいのかなと思うかも知れませんが、そうではありません。
乙種第4類の受験者は、工業高校やその他専門学生が強制的に受験しなければいけない場合もあり、学習意欲にかなりの差があります。
さらに、乙種第4類の1年間の受験者数は、約13万人いるのに対し、乙種1,2,3,5,6類は各約7千人程度ど少なくなっています。
また、乙種1,2,3,5,6類の受験者には、乙種第4類の合格者が多く含まれており、乙種第4類の合格者は『法令』と『物化(物理学と化学)』が免除されている事も合格率が高い理由の一つです。
乙種危険物取扱者の給料
この乙種第4類危険物取扱者の資格を取得する事によって、給料は上がるのかという点ですが。
その施設に危険物取扱者が必要で、その施設の危険物取扱者に選任された場合は、3,000円程度の資格手当が付くという話をよく聞きます。これは、会社の方針に従うしか方法はありません。もともと会社がそういった資格取得者に手当を支給する気が無い場合は、資格手当が付くことは無いでしょう。
しかし、給料アップにはつながらなかったとしても、危険物取扱者の資格はほぼ一生ものと言っても良いくらいです。
資格さえ持っていれば、危険物取扱者に選任されることがあるかもしれませんが、そもそも資格を取得していないなら、その選任さえもされる事はありません。
ただし、これからトラック運転手になろうと考えている方は、乙種第4類危険物取扱者の資格は非常に役に立ちます。
なぜなら、ガソリンや軽油、灯油や重油までも運ぶ事ができるのです。
そんな引火性液体を運ぶのは『タンクローリー』ですね。
タンクローリーは、危険物を取り扱うのであれば、タンクローリー1台につき1人の危険物取扱者が必要になります。
それは、必然的にタンクローリーの運転手が危険物取扱者の資格を持っている必要があります。
なので、タンクローリーの会社に危険物取扱者を取得していたとしても、資格手当は無く、危険物取扱者の資格は持ってて当たりまえと言う事になります。
タンクローリーの運転手は乙種第4類危険物取扱者の資格が必要
大型自動車免許、けん引自動車免許、乙種第4類危険物取扱者を持っていると、選ぶ会社はだいぶ範囲が広がります。
もしトラック運転手として、定年退職するまで働きたいのであれば、乙種第4類危険物取扱者の資格は持っていて損は無いと思います。
もし、タンクローリーに乗ることができるのであれば、定年退職する日まで仕事はバリバリできるでしょう。
なぜなら、タンクローリーの仕事は引火しない様にと気を使う事はあっても、体力を減らす力仕事はありません。
さらに、危険物を運ぶという特殊な事をしていますので、それなりに元々の給料は高い印象です。
この様にタンクローリーには、力作業が無いため定年退職するまで働ける安心感と、危険物を運搬するという特殊な仕事の為の基準給料の高さ、引火性の物質を運搬するので火気厳禁=禁煙という健康面の向上も考えらます。
この様な好条件が多いため、離職率は低く、運転手の採用募集はなかなかありません。
それはそうですよね、トラック運転手の悩みは、この仕事続けられるか?という不安です。
その不安がほとんど無いタンクローリーのお仕事を、自主的にやめると言う方はほとんどいなのが現状です。
もし、タンクローリーのお仕事を探すことが出来たら、即電話でもメールでもまだ採用に空きがあるかを確認して自分の席を確保しましょう。
まずはタンクローリーの会社に就職や転職する事が先決です、大型免許とけん引免許、危険物まであれば最高です。
早く就職や転職をして、経験を積んで、目指せトレーラーローリー運転手ですね。
ここが一番トラック運転手募集が多いです。ココ→はたらいくで探そう!
まとめ
大型自動車免許、けん引自動車免許を取得して、就職や転職したらできるだけ早く経験値を積み上げていきましょう。
無事故無違反を継続し、会社から認められる人間になれれば、トレーラーローリー運転手になれる事は間違いないでしょう。
せっかく取得した乙種第4類危険物取扱者を無駄に終わらせないために、はやく就職や転職をして、その効果を味わっていただきたいものです。