大型トラック運転手への転職をお考えの方は、もちろん大型自動車一種免許取得しているか、まさに今、取得を目指して奮闘中の事と思います。
現職のお仕事の合間をぬって、大型自動車一種免許を取得するのは大変ですよね。
今のお仕事がサラリーマンだと、時間の余裕はなかなかできず、はやる気持ちをおさえられない事と思います。
しかし、焦ってはいけません。
サラリーマンから早く脱出して、大型トラックに乗りたいとは思いますが、そこはぐっとこらえ、サラリーマンの内にできる事をやっておきましょう。
サラリーマンの内は、なかなか平日昼間の時間に自由が利かないと思いますが、仕事から帰った自宅での隙間時間や、休日を利用して、色々な運送会社の求人を探すのと同時に、大型トラック運転手の仕事の種類を調べる事が大切です。
大型トラックと言っても、その仕事内容は多種多様です。
地場、中距離などの運転距離の短い仕事から、長距離の様な日本の西から東まで走破するような仕事。
雑貨、車両、機械、木材、鋼材、危険物などの運ぶ荷物が違う仕事。
ウィング車、平ボディ、キャリアカー、タンクローリー、バラ車、ダンプなどの乗る車の違い。
上げればまだまだありますが、これだけでもさまざまな用途によって使い分けられ、働く時間も休日も違えば、給料にも大きな違いが出てきます。
サラリーマンの内に、大型トラック運転手になって、どんなものを運ぶのが自分に合っているのか、色々な情報を収集し、いかにより良い環境の運送会社の求人を探し当てるかが、大型トラック運転手として働き続ける事の重要な要素になります。
この様に色々な情報を集め、色々な運送会社を探し、色々な種類のトラックを見ていると、そのうちに自分に合いそうだなぁと思うものがあるでしょう。
しかし、その運送会社へ転職したいのに、大型トラック運転手の経験が無い事が、ハンディキャップになるかもしれません。
そのハンディキャップを少しでも減らすためには、少しでも有利になる免許を持っている事です。
せっかく見つけたその会社、逃すわけにはいきません!ぜひぜひ掴み取りましょう!
サラリーマンからの転職に有利になるのは責任感とけん引免許
現在、サラリーマンとしてお仕事していると言う事は、運送業界に関わりあったとしても、大型トラック運転の経験が無い方が多いかと思います。
転職したいのに経験が無いから採用されない事も良く聞く話です。
採用されなかったらいつまでも経験積めないじゃないか!と言いたいところですよね。
とはいっても、大型トラックは、高さ、幅、長さが大き目な乗用車でも比べ物にならない位大きい乗り物です。
さらに、大型トラックは、荷物を最大積載量まで積むので、乗用車とはブレーキの仕組みが大きく違い、踏み方も違えば、廃棄ブレーキ、リターダーと言った特殊なブレーキまで備えています。
この様に『走る、曲る、止まる』と言った全ての動きが、乗用車とはまるで違います。
そんな大型トラックに未経験の方を採用し、もし事故にでもなったらと考えてしまうのが採用する側の気持ちです。
事故なんか起こさない!と思っていても、そこは未経験の弱みで、そんな保証はどこにもありません。
ならば経験者の方を採用しよう、という残念な流れになってしまいます。
この状況を打開するにはどうしたら良いのか。
それは、真面目で責任感のあるところと、希望する運送会社で長く働き続ける覚悟である事を示す事。
真面目や責任感は、採用面接でしっかりアピールする事で勝ち取ることができると思います。
希望する運送会社で長く働き続ける事を示すのは、経験者も未経験者も言葉で表すことが難しいとは思います。
どちらも転職組ですので、前の会社を辞めたという点では同点ですね。
経験者の方が、より多くの運送会社を転々としていたら、少しばかりこちらが有利かも。
そして、さらに有利にするのは『けん引免許(トレーラー)』です。
サラリーマンの転職にけん引免許が有利になる理由
まさにこれからは国が総力を挙げて取り組んでいく『働き方改革』、それはひとりひとりの生産性を上げる事が最も大切です。
簡単に言うと、今まで3人でやっていた仕事を1人でやらなくてはならない。と言う事ですね。
それはなぜかというと、最も深刻な問題でもある『超高齢化社会』がもうすぐそこまで来ていると言う事です。
現在も着々と進んでいる超高齢化社会ですが、運送業界も人手不足の要因のひとつで、若手がいないという問題を抱えています。
若手がいないというと事は、トレーラー運転手も高齢化が進んでいたり、トレーラーを運転できる若手が育っていないという事が起きています。
そこに、サラリーマンからの転職組として、未経験ながらトレーラーの免許を持った責任感の強い方が採用面接に来たとしたら、採用したくなりませんか?
大型トラックの免許だけでも十分に働ける運送業界なのに、あえてトレーラーの免許を取得していると言う事は、最終敵にトレーラー運転手を目指しているのでは?と誰しも思います(目指してなくても)。
そこまで苦労して取得したトレーラーの免許を、無駄にする人はいないという判断ができ、この人であれば長く働いてくれるのでは?という考えに至る事は想像ができると思います。
もし、少しでも時間とお金に余裕があるのなら、なんなら少し無理してでも『けん引免許(トレーラー)』は取得しておくことをおススメします。
サラリーマンの転職にけん引免許と責任感が必要
トラック運転手のお仕事は、指示された荷主さんの所で荷物を積み込み、指示されたルートを使い、指示された日時に荷物を届ける事です。
トラックの運転手にとって、最も重要なのは『指示された日時に荷物を届ける』事で、延着はもってのほかです。
この指示された日時に届けるというのは、簡単な様で意外に難しい事です。
道路を走るトラックは、さまざまな障害物が襲ってくることがあります。
それは、事故や渋滞による障害、雨や台風や雪による障害など、自分ではどうする事も出来ない事態も待ち受けている事があります。
まずは、それをそもそも回避するための道路事情を知っているか、出くわしてしまった時に最も早く抜けるルートを知っているかなど、それなりの経験や知識でカバーする必要があります。
さらに、それ以上に厄介なのが、休日にしっかりと休むことができるか、睡眠という欲求に負けない気持ちを持っているか、という点です。
これは、若い方に多いのですが、たまの休みに遊びに行ってしまい、十分な睡眠を取ることが出来ず、次の運行に影響を及ぼす事になってしまいます。
この様な状態で出発すると、途中で睡魔に襲われる事になり、眠り込んで寝坊し延着してしまう事もあります。
最も最悪なのは、居眠り運転によって事故を起こしてしまう事です。
この様な最悪な事態を避けるには、トラック運転手一人一人にの『責任感』が最も重要になります。
大型トラックが通行できるさまざまな道を調べておく、休日には次の運行の妨げにならない様にしっかり休む、一度出発したら指定された日時に必ず届けるという気持ち、これは全てトラック運転手の『責任感』にかかっていると言っても過言ではありません。
トラック運転手は、ボーっとトラックの運転をしているのではなく、色々な経験から知識を身に着け、責任感を持って荷物を届けると言った仕事をする必要があります。
なので、希望の運送会社を見つけ、採用面接を受ける時は『真面目で責任感』がある事をアピールする必要があるのです。
サラリーマンのお仕事も、責任感を持ってされていると思いますので、その点は問題ないですよね。
社会人としてのマナーや礼儀を叩き込まれたサラリーマンであれば、採用面接なんてなんなくクリアですね。
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最後に
サラリーマンの様に毎月安定した給料を手放す勇気はすごい事です。
さらにトラック運転手という特殊な仕事を目指すのは、なかなか勇気のいる事かと思います。
それでも、運送業界に入ってみたいというのであれば、トラックの最高峰でもあるトレーラー運転手を目指しましょう。
まず間違いなく、けん引免許を取得しておけば、運送業界では生き残れます。
けん引免許の取得は、なかなか難しいですが、挑戦してみる価値は十分にあります。
ここはひとつガンバッテみて、先の長いトラック運転手人生を謳歌しましょう。