一般のサラリーマンは、同じ会社で働き続ければそれなりに給料も右肩上がりですよね。
就職当時は300万も届かなかった年収は、いつのままにやら500万まで上昇なんて方も多くいます。
それだけもらっていたとしても、家族を養い、両親も面倒見ていれば、給料は上がっても出費も上がって働けど働けど裕福になる事はありません。
そんな中、サラリーマンに必須な人間関係に疲れを感じ、逃げ出したくなる方もかなり多くいます。
500万も年収を上げていれば多分立派な中間管理職、最も人間関係が厳しくなる年代ですね。
上司からはいつも部下の管理や仕事の進捗でいびられ続け、部下は部下で目標を達成しきれずグダグダ指示待ち。
頭にきて怒鳴りあげればパワハラと脅され、黙っていれば調子に乗ってさらに仕事をしない。
そんな中間管理職に嫌気がさして、転職を考える方も少なくありません。
しかし、現実はそんなに甘くなく、ある程度の地位まで来ている方は会社を辞めるとなると相当高い壁があります。
ひとつは『家族の壁』です。
家族の中で最も力を持っていると言われる奥様。
その奥様に会社を辞める宣言をした時点で離婚の2文字を出されるか、怒鳴りまくられ正座させられる可能性が大です。
奥様は基本的に安定を重視しています。
安定とは毎月必ずもらえる給料ですね。これは確かに生活をしていく上では必ず必要になるお金です。
この安定して得られるお金が途切れるなんて、奥様にとっては地獄への入り口です。
この奥様という大きな大きな壁を乗り越えるには、次の安定収入を保障する何かが必要です。
もう一つは『上司の壁』です。
中間管理職のサラリーマンが仕事を辞めると言っても会社は止めません。
部下のみなさんも、送別会を開いてくれたとしても止める人はいないでしょう。
もし、止めるとしたら上司です。
上司が中間管理職の退職を止める理由として一番考えられるのは、部下(中間管理職のこと)の管理不行き届きを会社から減点評価される事に危機感を感じたためと考えられます。
また、中間管理職に丸投げしていた仕事が自分に返ってくるという面倒くささが想像できるので、上司として自分の部下の退職を必死に止めにかかるかもしれませんね。
まぁこんな上司、部下、会社だからこそ辞めたいと思うのでしょう。
そんな中間管理職のサラリーマンが長年勤めた会社を辞めて、次の仕事を探してみたらどんな求人があるのでしょう。
もし、このサラリーマンが、特殊な技能を持っているとか、誰もまねできない技を持っているとか、職人芸を持っているとかなんてことが無い限り、中間管理職のサラリーマンが再就職を成功させることは非常に難しいです。
であれば、慢性的な人手不足に悩まされている運送会社に転職して、トラック運転手としてデビューしてみませんか。
サラリーマンからトラック運転手に実際になった経験からすると、トラック運転手になるならぜひ『大型トラック運転手』になりましょう。
贅沢を言えば『トレーラー運転手』にもなれるような準備や、フォークリフト運転手にもなれる様に準備しておくと断然有利かと思われます。
中型車の給料と大型車の給料であれば、間違いなく大型車の方が給料は高いです。
ならばけん引免許を取得してトレーラー運転手になった方が大型車より給料が高いのではと思いがちです。
今回は、トレーラー運転手の年収と大型トラック運転手の年収に大きな差があるのかを検証してみました。
トレーラー運転手は大型トラック運転手より給料が高いのは本当?
大型トラックの運転手の給料は、25万円~35万円位が相場です。
10万円の差額は有りますが、25万円で求人募集している会社では『残業手当』や『諸手当』などが付加されて30万円位まではなりそうです。
また、30万円で求人募集している会社では、各種手当を含んでいる所と含んでいない所と有るので、注意が必要です。
大きく違いは無い様ですが、比較的『土日休み』という所は給料が安く設定されています。
給料は少々少なくても、土日は休んで家族と過ごしたい方には良いかもしれませんね。
子供たちが大きくなり、手がかからなくなってから給料の高い運送会社へ転職しても良いかもしれません。
また、荷物の積込みに関して『カゴ台車』や『パレット積み』で『女性も活躍中』と記載がある運送会社は、少し給料が低く設定されています。
それでも、体に負担もなく楽に積込みができるなら、体力に自信が無い方や女性にはもってこいな仕事だと思います。
さらに、運行範囲にも違いがあります『近距離』や『中距離』で『毎日家に帰れます』と言った記載がある運送会社は、少し給料が低く設定されています。
この場合も、家の布団じゃないと寝れない方や、家族がいて子供たちのお世話をしたい方にとってはありがたい職場ですね。
この様な事から大型トラック運転手でも低めの給料で、生活スタイルに合わせた仕事もたくさんある事が分かります。
では、大型トラック運転手の給料で比較的高めに設定されている求人情報はどんな運送会社が多いのでしょう。
大型トラック運転手の求人募集で給料高めの募集要項とは
関東・関西圏への長距離運転手
各地方の求人情報ですと、関東・関西圏への長距離トラック運転手の給料は高めに設定されています。
とにかく大型トラックに乗って、東京を走ってみたい方や、色々な土地の美味しい食べ物を制覇したい方にとっては、非常に面白い仕事です。
大型トラック運転手になるなら長距離トラック運転手は経験してほしい仕事の1つです。
一度、長距離トラック運転手を経験しておくと、その他のトラック運転手の仕事はほとんどこなせると思います。
また、運送業界から離れたとして、結構なブラック企業に入ってしまったとしてもキツク感じる事は無いと思います。
それほど長距離トラック運転手はキツイ仕事が多いと言う事です。
もちろん、キツイ時もあれば少しだけ楽な時もあります、その少しだけ楽な時が最高に幸せな瞬間です。
バラ積みバラ下ろし手当有り
トラックが大きくなればなるほどバラ積みは体に相当な負担となります。
とは言っても引越の荷物の様な重たいものではなく、軽くて大きさが異なるモノのバラ済みが多いと思います。
バラ積みがキツイと言われるのは、量の多さです。大型トラックの荷台は『長さ10m、幅2.4m、高さ2.6m』位なので、小さいものだと何千個と積むことが出来ます。
軽いからと言っても手積みは慣れるまで相当キツイです。
慣れれば女性でも難なくこなしている方も居るのでできない仕事ではありません。
バラ積みをすると必ず付いてくるのがバラ下ろしですね。
バラ積みは、トラックの荷台に隙間なくビッシリ積むことが多いのですが、バラ降ろしはビッシリ積まれた荷台からバラバラ下ろすパターンと、パレットにキレイに並べながら下ろすパターンも有ります。
どちらもキツイですが、どちらかというとパレットにキレイに下ろすパターンがキツイと思います。
大型ウィング車・大型トラックドライバー
大型ウィング車の求人募集が多いのは、物量の増加による増車によるものと、離職率の高さが原因しているものもあります。
どちらにせよ人手不足が根本原因になっているので、大型ウィング車と大型トラックドライバーの求人が無くなる事は有りません。
もし、手積み手下ろしの様な肉体労働があまりお好みでなく、給料もそこそこで良ければ平ボディ車の様な、積込みは機械で行う運送会社を選ぶ方が良いかもしれません。
平ボディの運ぶ荷物は、建設資材系が多いので手で積込みをするようなものはほとんどありません。
この様に、大型トラック運転手で給料高めの求人募集内容があるという所までご理解頂けたと思います。
では、大型トレーラー運転手の求人募集は、この様な高めの給料を設定されている大型トラック運転手より給料が高いのでしょうか。
トレーラー運転手の仕事は大型トラック運転手ほど過酷ではない
大型トラック運転手の給料は、高めで見て30万円~35万円です。
もちろん頑張れば40万円も夢ではありません。
トレーラー運転手の求人募集を確認すると、給料は25万円~50万円と幅広く設定している様です。
この様な設定の場合、完全出来高制となり頑張ればもらえるかもしれない給料設定です。
多分普通に無理なく仕事をこなしていると、30万円~35万円位が妥当な線です。
それじゃ大型トラック運転手と変わらないじゃないか!と思うかも知れませんが、大型トラックと大型トレーラーでは給料ではなく、仕事をする上での大きな違いがあります。
それは、荷物の手積み手下ろしが無いという所です。
大型トラックは手積み手下ろし、パレット積み手下ろし等何かと言えば手を使う事が多いのですが、大型トレーラーになると手を使う事がほとんど無くなります。
これは運ぶ荷物によって違うのですが、大型トレーラーの荷台がウィング車の場合は少なからず手は必要です。
しかし、運ぶ荷物がコンテナになると手をまったく使用しません。
これは荷物の特性なのですが、海上コンテナの様な輸出入品はコンテナの観音扉に封印がしてあり荷物を受け取る側しか観音扉を開くことができません。
間違って封印を切ってしまうと、荷物が少ないだの壊れているだのなんだかんだイチャモンを付けられる可能性があります。
そうなると、会社として荷物保険で賠償責任を果たさなくならなくなってしまうので、間違っても封印を切る事はできません。
ということは、大型トレーラーで海上コンテナ輸送の仕事であれば30万円~35万円の給料と手積み手下ろしなしという利点があります。
この様な事を考えると大型トレーラーの仕事を探した方が良いのでは?と思ってしまいますが、海上コンテナ輸送のトレーラー運転手募集はなかなかありません。
だって楽なんですもん。辞めませんよね?だからといってはなんですが、海上コンテナ輸送の求人募集を見つけたら迷うわず応募して仕事内容だけでも確認しておいた方が良いですね。
もし、トレーラー未経験でも雇ってもらえるなら相当ラッキーですからね。
大きな貨物船が多く到着するような県にお住まいであれば求人募集されてますね。
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最後に
大型トラック運転手と大型トレーラー運転手の給料に大きな差はありません。
どちらとも頑張ればソコソコ高めの給料が期待できそうです。
ただし、大型トラックには手積み手下ろしがつきものですが、大型トレーラーは手積み手下ろしは極端に少なくなります。
さらに大型トレーラーで海上コンテナ輸送であれば手積み手降ろしはほぼゼロです。
それで大型トラックと同じ位の給料であれば良いですよね。
この様なメリットがあるので、運送業界へ進出しようとお考えの方や、4トン車からのステップアップをしようとしている方は、できる限りトレーラー運転手を目指してほしいです。
トレーラーの免許はなかなか難しいですけど、一発試験でも取得できないものではありません。
ちなみに、私は免許区分が複雑になる前には取得しましたが、一発試験7回かかりました。
トレーラーの免許まで持っていれば運送業界で生きていくには問題なしです。時間とお金に余裕があるならフォークリフトの免許も欲しいですね。
転職は思い立ったが吉日です。
反対派をしっかり説得して、できるだけ早めに転職してしまいましょう。運送業界は経験が命ですからね。