運送業界を目指す方でトラック運転手になろうと考えている方は多いと思います。
今の仕事を早く辞めたくて運送会社を探している方も多いかもしれません。
しかし、焦ってはいけません。
まずは大型自動車免許を取得して、大型トラック運転手を求人募集している運送会社を探してみて下さい。
その中で、たまに出てくるトレーラー運転手の求人募集と大型トラック運転手の求人募集の内容を見比べてみましょう。
トレーラー運転手の方が給料高くないですか?
大型トラック運転手と比べると、少しだけ高くないですか?
その少しは、年収にすると非常に大きくなりませんか?
今の会社を辞めたくても焦ってはいけない理由がコレです。
今所持している運転免許が大型自動車免許のみであれば、もう一つ上を目指してみませんか。
そう!けん引免許です。
今の会社が時間に余裕があるなら、今のうちに取得しておくべきです。
運送業界に転職してからでも遅くはありませんが、求人募集している会社を選ぶ時にもけん引免許があると、その選択肢はさらに広がります。
少しでも良い条件、少しでも長く働ける仕事、少しでも良い環境の運送会社に転職したいと考えるなら、求人募集の募集条件に少しでも当てはまる様に準備をしておくことがとても大切です。
なぜ、けん引免許を取得しておくべきなのか、大型自動車免許だけではいけないのか、そんな理由を知っているのといないとでは、運送会社を探すだけでも大差がついてしまうかも知れませんよ。
これから運送業界へ転職しようとされている方へ、失敗しない転職の準備をご紹介したいと思います。
大型トレーラー運転手の収入は大型トラック運転手と大差ある?
運送業界で働き続けようと考えているなら大型自動車免許は必須です。
もし、大型免許の取得資格があるのに準中型免許や、中型免許しか取得していないのであれば、すぐにでも大型免許は取得しておきましょう。
あくまでも運送業界で働き続けようと思われている方だけですよ。
ちょっとお金が溜まったら違う業界に転職を考えているなら大型免許は必要ないかもしれません。
運送業界以外で大型免許が役に立つかもしれないと思われるものは、自家用の大型バスやマイクロバスの様な送迎をする業界であれば役に立つ可能性は大いにあります。
例えば、飲食店の送迎、結婚式場の送迎、塾の送迎、宿泊施設の送迎、部活動の送迎など色々なものがありますが、その手の業界に行って、大型免許が役に立つこともありますので、取得していても損はありませんね。
さて、運送業界で働き続けようと考えている方は、大型免許は取得しておくべきです。
その理由は、運ぶ荷物の運賃が違うからです。
2トン車や4トン車は大型に比べると運ぶ荷物の量が少なくなります、量が少ないと言う事はその分運賃も下がると言う事は分かると思いますが、トラック運転手にとって運賃は非常に大切な要件です。
トラック運転手の給料体系の多くは、基本給+歩合給という考え方が非常に多く取り入れられています。
運ぶ荷物を他に回すほど持っている運送会社は問題無いのですが、日々運ぶ荷物を探し回っている運送会社にとっての歩合給はそこで働く運転手にとっては不安しかありません。
毎日運ぶ荷物が無く、有っても運賃が低い様なら歩合給なんてほとんど見込めません。
基本給があるといっても元々高くない基本給なので、生活の心配をしないといけないかもしれません。
それなら初めから運賃の高い大型トラックに乗った方が良いですよね。
できる限り運ぶ荷物の心配をしなくていい運送会社に入りたいですよね。
そんな悩みを解決してくれるのが大型免許だと思います。
大型免許ひとつで選べる運送会社の量も質もぐんと上がります。
だからこそ、これから運送業界を目指す方、運送業界で働き続けようと決心した方には是非とも大型免許は取得しておくことをおススメします。
大型トレーラーの免許を取得するべき理由
運送業界への転職を考えている方には大型免許は必須であることはお伝えした通りです。
ただもう一つあえて取得してほしい免許があります。
大型トレーラーを運転できるようになる『けん引免許』です。
けん引免許を取得してくべき理由は以下の通り
運送会社を選ぶ際の選択肢が増える
同じ荷物を運ぶならトレーラーの方が運賃が高い
手積み手下ろしといった手作業がほとんど無い
定年まで働ける給料と仕事が多い
この様に、トレーラー運転手になる事でうまく行けば安定した給料と体力的にも心配の少ない仕事に就けることがあります。
その為にはけん引免許を取得しておくことが必要です。
さらに言うと、上記の理由からトレーラー運転手の求人募集はあまり出ませんので、けん引免許を取得しておけばそのチャンスを逃すことがありません。
また、トレーラー運転手はけん引免許を取得していれば絶対になれるものではありません、大型トラック運転手としての実績や運転手として会社の信用を得る事ができて初めてなれるものです。
なので、まずは大型トラック運転手として実績を積み、ステップアップとしてトレーラー運転手として格上げしてもらえるような運送会社を探すことが必要です。
その為には、大型トラック運転手とトレーラー運転手を同時募集しているような運送会社を選ぶ事がトレーラー運転手となる為の一番の近道かもしれません。
長距離トラック運転手を目指すべき理由
けん引免許を取得してトレーラー運転手を目指すことは運送業界で生き続けて行くにはとても大切な事です。
定年まである程度の高額な収入を得る事が出来るのは、体力的に心配の少ないトレーラー運転手だからこそできる事です。
大型トラック運転手とトレーラー運転手の収入の差はそんなに大差はありませんが、その仕事量が年齢を重ねても続けて行けるかがポイントになります。
手積みや手下ろしが多い大型トラック運転手は、年齢を重ねると体力的に辛くなり、仕事量は減っていき運賃の安い路線へ変わる事がほとんどです。
だからトレーラー運転手と大型トラック運転手の収入に差ができるのです。
だからこそ、体力のあるうちにトレーラー運転手の収入と大差をつけて稼いでおいて、年齢を重ねて体力的に辛くなった時にトレーラー運転手になれればある程度の高額な収入をキープできるようになります。
これを可能にするのが、長距離トラック運転手です。
長距離トラック運転手位しかトレーラー運転手の収入を超える事は出来ません。
もちろん安いトレーラー運転手も存在するので、一般的なトレーラー運転手でお話しています。
長距離トラック運転手は、体力勝負といっても過言では無い程とてもキツイ仕事です。
だからこそトレーラー運転手の収入を超えるほど給料は高額です。
年齢を重ねるととても続けて行ける自信も体力もありません。
なので、体力に自信のある若い内に運送業界に転職して、長距離トラック運転手を体験して欲しいと思います。
長距離トラック運転手さえ体験しておけば、その他の仕事に就いてもキツイと思う事は無いと思いますよ。
ただし、
せっかくキツイ仕事をしても給料に反映しない様な会社を選んでしまったら最悪です。
求人募集の募集詳細をしっかり確認して、面接や電話で内容を確実に抑えてから決めるようにしてください。
最後に
運送業界を目指すならトレーラー運転手は目指してほしいと思います。
しかし、けん引免許を取得するのも結構大変です。
大型トラックの免許を取得するだけでも大変なのに、けん引までは無理という方も少なくありません。
だからこそ、けん引免許を取得してトレーラー運転手になってほしい、というかなれるんです。
他の方が敬遠する事をあえてすることで、自分の転職を有利にすることがとても重要になってきます。
けん引免許さえ取得していれば、長距離トラック運転手となってキツイ仕事をこなしていても、いずれ辛くなった時に必ずけん引免許は役に立つはずです。
けん引免許を取得していないと年齢を重ねてからの取得は難しいです。
少しでも早く免許を取得しておいて、チャンスがあればトレーラー運転手に是非とも挑戦してください。