ビジネスパーソンと呼ばれるサラリーマンから抜け出したいと思ったけど、何の仕事がしたいのかまだ迷っている。
同じ業界に転職して今の会社でもらっている給料と同額位はもらえるのか心配。
車の運転が好きだから運転をする仕事に就いてみたい。
それなら運送業界に足を踏み入れてみませんか?
人口減少が叫ばれている昨今、働く人の不足は色々な業種で大きな影響を与えています。
人気の高い職業なら黙っていても働き手は集まるのでしょうが、なぜか運送業界は慢性化した人手不足。
その原因の一つは、運送会社が多すぎて運賃の値下げ合戦の影響でしょう。
トラック運転手といえば、キツイ仕事だけど働けば働くほど高額な給料を手に入れる事が出来る仕事でした。
それが、運賃の値下げによって運転手の歩合給が下がってしまった事で働いても高額な給料を手に入れる事が難しくなってしまったからです。
現在は人手不足を解消するべく、トラック運転手の給料を上げ、待遇を改善し、離職率を下げ、就職率を上げようと頑張っています。
だからこそ運送業界へ足を踏み入れるなら今でしょう。
人手不足だから経験・未経験は問わない事が多く、サラリーマンからの未経験者でも採用される確率は高いといえます。
現在の様な深刻な人手不足になる前までは、トラック運転手の求人募集に未経験者でも歓迎と書かれていても、まず未経験者を採用する運送会社は有りませんでした。
採用しないならなぜ書くの?と思いますが、そちらの方がやさしい会社に見えるからでしょう。
しかし、今現在は違います。
未経験者を採用して育てないと間に合わないほどの人手不足なのです。
だからこそ、未経験者で運送業界の事をまったく知らないのであれば、今すぐにでもトラック運転手になる為の準備をしておきましょう。
運送会社への求人募集を応募する前に、準備すべきモノをご紹介します。
その準備が出来てから運送会社を選べば、それなりの数の運送会社から好きな所を選ぶ権利ができますよ。
大型トラックやトレーラ運転手の給料はサラリーマンより少ない?
サラリーマンの給料って高いですか?
良くテレビやネットで平均の給料って出ていますが、本当にそんなにもらってますか?
はっきりいって平均より低い所がほとんどで、平均を上回るサラリーマンはそんなに多いとは思えません。
しかも20代のサラリーマンと40代のサラリーマンではもらっている給料のベースが違います。
同じ会社へ20代と40代のサラリーマンが転職したら40代のサラリーマンは給料下がります。
20代のサラリーマンはほぼ同じ位の給料を手に入れる事が出来るでしょう。
40代に関してのみ言えば、相当特殊な能力が無いと転職した先での給料が今現在の給料を超える事は考えられません。
というか特殊な能力が無いと、40代の転職はまずうまく行きません。
そういった特殊な能力がある方は、自分の力を試したくなるのでより良い所を求めて転職していくでしょう。
それが出来ない時どうするべきか、年齢に関係なく頑張りを認めてくれ、その頑張りに対価を払ってくれる会社を探すしかありません。
さらに、経験、未経験にこだわらず、早い段階で高額な給料を頂ける可能性がある業界である必要があります。
そんな会社があるのが運送業界です。
もちろん運送業界だけでは無いかもしれませんが、私が知っている限りでは運送業界が最も有名で分かり易い。
サラリーマンの給料を超える事が出来るかどうかは頑張り次第ですが、トラック運転手としての道を開いてみましょう。
まずは運送会社が欲しがる免許を取得しよう
運送会社への転職は必ず必要な免許と取得している事で優遇される免許や資格があります。
未経験者の運送会社への転職は少々不利である事は間違いありません。
ならば、根っからのトラック運転手が苦手とする資格を取得して少しでも経験者より有利になりましょう。
大型自動車一種免許
みなさまご存知の大型トラックを運転するための免許です。最大積載量11tを超えるトラックを運転するには必ず必要になります。
これからトラックを運転するための免許を取得するのであれば、準中型や中型免許ではなく必ず大型免許を取得してください。
後で取得しようとか、運送会社へ入ってからだと選べる運送会社が少なくなってしまうので、できるだけ費用負担や時間のある会社にいるうちに事前に取得しておきましょう。
けん引免許
運送業界でも取得している方が少ないけん引免許、セミトレーラーやフルトレーラーと言われるトラクタヘッドでトレーラーをけん引するトラックを運転できる免許です。
この免許を取得しておけば、トラック運転手の求人募集で足りない免許は無いと言えます。
トレーラーの良い所は、基本的に大型トラックと同じ仕事をしても少しばかり給料が高いところです。
運送業界で働く方の多くが欲しい免許ではあるのですが、そこはやはりトレーラーという特殊な車両を運転する免許なので、なかなか取得する時間もお金も無いのが現実です。
この免許も後から取得しようとしても、なかなか取得する事が出来ないので初めから持っているとかなり有利です。
フォークリフト運転技能講習修了証
簡単に言うとフォークリフトの免許です。1t以上の荷物を運ぶにはフォークリフトの免許を取得している必要があります。
普通、準中型、中型、大型等の免許を所持している方なら4日間の座学と実技をクリアする事で取得する事が可能です。
しかし、座学で居眠りしたり、実技で暴走したりすると不合格となりますので、講習は真面目に受講しましょう。
このフォークリフト免許はトラックへの積込みや荷下ろしに必ずと言って良い程必要になり、運送会社の求人募集詳細にも記載されている事が多い免許です。
危険物乙種4類
この資格はタンクローリーなどのガソリンや軽油、灯油や重油などの危険物を運ぶために必要となる資格です。
タンクローリーを運転したいと思われている方は絶対に必要ですが、その他の運送会社ではほとんど不要な資格です。
ただ、持っていても損はありません、取得すると更新は10年後なのでそんなに苦ではありません。
運行管理者
この資格は、トラック、バス、タクシーなどの事業用自動車の安全運行を確保するために、営業所ごとに車両数に応じた配置が義務付けらた運行管理者という資格です。
小さな運送会社でも1人は必ず配置されてますし、大きな運送会社になると4人も5人も配置されていて、その人たちをまとめる統括運行管理者も選任されています。
そんな運行管理者という資格を取得しておくと、運送業界では意外と重宝されますが、求人募集に有利になるかはいまいち不明です。
これまで紹介した5つの免許や資格ですが、必ず取得しておいてほしいのは ~
です。
運送業界で働くなら必ず有利になる免許です。確かにに関しては必ず必要かと言われればそうでもありませんが、少しでも有利に働き続け、会社に重宝されるのは取得している人です。
さらに言えば、トレーラーはさすがに未経験の募集はなかなかありません。
トレーラーに乗りたいのに未経験では採用されないなら一生乗る事が出来ないのか、という事になってしまいますがひとつ良い手があります。
それが、トレーラーを所持している会社の大型トラック運転手募集に応募し、面接に行った時にいつかはトレーラーに乗れるかを確認しておく事です。
そうすれば未経験でも大型トラックの安全運転の実績が買われ、トレーラー運転手の希望も叶えられると思います。
最後に保障給制について
サラリーマンからの転職で最も心配なのが年収や月収ですね。
トラック運転手の求人募集で良く見かける給料体系が、頑張って働いたら高額な給料になる可能性のある『基本給+歩合給』や、少し少ないがある程度決まった給料を手に入れる事が出来る可能性のある『月給』などです。
少し遠回しで書いていますが、要は頑張れる仕事があれば給料は保障していると言う事です。ここがポイントで、仕事があれば良いのですが、仕事がない時は働いてないから給料無いよ、と言う事です。
基本的に仕事がない会社は倒産しますのでそんなに多くはありませんが、小さい運送会社はかなりの割合で自転車操業なので仕事の有無はかなり注意しておく必要があります。
そういった不安を解消してくれるのが『保障給制』です。
保障給制の保障給が30万円なら、仕事があろうがなかろうがもらえる給料です。
もし、歩合の部分で頑張っていたら保障給制を超える給料を手にする事も可能です。
こういう給料制で求人募集をかけている会社はかなり信頼できますね。
そういった会社に応募する時は、必ず仕事内容を確認し、保障給の金額も確認しておくことがとても重要です。