大型トラック運転手の仕事って給料が高くて魅力的だと思いませんか?
とある求人情報で「月給40万以上可能!」と記載がありましたが一体どんな仕事なのでしょう。
せっかく運送業界で働くなら高額な給料で、家族に楽をさせてあげたいと思うのが普通です。
また、高額な給料を短い期間で溜め込んで、旅に出ようと考えている方も居るかと思います。
ならばその思い本当に叶うのか、実際に月給40万以上稼ぐ事ができ、さらに上を目指せるのかちょっと知りたいですよね。
そんな疑問を解消すべく、この求人情報で転職を決めた場合、いったいどんな仕事が待ち受けているのかをご紹介したいと思います。
まず最初に知っておかないといけないのは、月給と月収の違いですよ。
どちらも同じような気がしますが、少しだけ意味合いが違いますので覚えておいた方が良いでしょう。
月給とは「一か月間で決められた給料」です。
中身はその会社毎に違いが見られますが、一般的には「基本給」と「変動しない手当」です。
変動しない手当とは「役職手当」といった固定して支払われる手当の事を言います。
この月給からは除かれているのは以下の様な変動する可能性がある手当です。
- 残業手当
- 通勤手当
- 皆勤手当
- 無事故手当
これらの手当は当月と翌月では月の日数や時間で変動したり、病欠での休み、事故などで保障されていない手当です。
次に月収とは「年収を12ヶ月で分割したもの」です。
月給はもちろん、ボーナスやその他の手当、その他の収入すべてを含めたものです。
と言う事で、月収だと毎月の給料というより年収で考えた方が良いかもしれません。
と言う事は、月給の方が一か月にもらえる給料が固定されているので安心して働けると言う事になります。
さらに、月給の場合にボーナスがあると、さらに年収にプラスされる事になります。
どう考えても『月収40万円以上可能!』より『月給40万円以上可能!』の方が良いですよね。
ただし、これは月給の意味をしって求人情報に掲載しているのが大前提です。
この事を知らずに求人情報に掲載する会社はないと思いますが、応募する側としては必ず知っておくべき事と思います。
さて、その月給40万円の大型トラック運転手の仕事はどんなものなのでしょう。
大型トラック運転手で月給40万目指すなら歩合給の長距離
大型トラック運転手の仕事はキツイものばかりではありません。
特に、大手運送会社と呼ばれるような所では、トラック運転手に過労となるような勤務をさせる事は会社の看板に傷を付けてしまう可能性があるので最も避けなければならない事項です。
だからと言って大手運送会社に転職して月給40万円を手にすることができるかというと、それは難しいでしょう。
やはり、大手運送会社で高額な給料を手にすることができるのは、トラック運転手ではなく会社を管理する側です。
会社を管理する側と言っても、上層部だけであって一般的な社員はそこまで高額な給料は見込めないのが現実です。
では、トラック運転手はというと、大体月給40万円未満で尚且つ勤務年数です。
勤務年数が短ければやはり給料は少なく、生活するのもやっとといった感じになりがちですが、昇給やボーナス、退職金までしっかり設けられているので、定年退職まで安心して働ける安心感はあります。
また、トラック運転手としての仕事も力仕事や長時間労働などはほぼありませんので、歳をとっても働ける利点があります。
たとえ月給が少なくても安心して働ける労働環境は家族を養っている方にとっては非常にありがたいものです。
なので、退職者もほとんどいませんので、比例して求人募集が簡単に出る事もありません。
大手運送会社の求人募集を、ハローワークや求人サイトで見つけたら相当ラッキーですし、応募は殺到するので瞬殺で無くなります。
ラッキーを摂り逃さない為にも「安定」を一番に考えている方は、ハローワークや求人サイト、さらに新聞も忘れずこまめにチェックしましょう。
詳細はコチラ→大手運送会社の大型トラック運転手募集
大手は大手でも「大手荷主」の荷物を運んでいる運送会社ばっかり検索されます。
でも、まずはそこから攻めてみても良いかもしれませんよ。
とりあえず未経験の方は経験値を上げる必要がありますので、とりあえずでも挑戦してみる事が重要ですね。
大型トラック運転手で歩合給の長距離の仕事とは
トラック運転手未経験ですと、最初から大型トラックを運転して長距離運行をさせてもらえることはほとんどありません。
大型トラックでなくても、中型や小型でもトラックという乗り物は普通自動車と違い、運転技術は必要です。
となると、大型トラックともなると中型や小型トラックに比べて車体も大きく、積む荷物の量も重さも相当なものですので、運転技術もそれなりのものが必要になります。
大型トラックで最大積載量ギリギリの荷物を積込み、走行すると分かるのですが、それだけ積み込んだ大型トラックの挙動は、走らない、止まらない、曲らないの3拍子がそろいます。
意外かも知れませんが、長距離トラックの移動距離は通常から1,0000kmを超えます。
さらに、その距離を移動するのに、高速道路を必ず使用するわけではありません。
到着予定が翌日とかで無く、3日工程や4日工程であればそのほとんどは下道(一般道)での移動になります。
そこら辺の運行工程表は配車係や運行管理者が考えて作成してくれますので、特に工程に心配は無用です。
慣れてしまえば長距離運行もなんなくこなせますが、慣れるまではトラックの走らない、止まらない、曲らないという挙動によって重大な事故を起こしてしまう可能性があります。
とすると、未経験者にはそれなりの経験を積んでもらい、会社側の判断で大丈夫となれば晴れて長距離トラック運転手になる事ができます。
この期間がいわゆる試用期間であり、運転技術を見極められる期間と言えます。
少しでも早く長距離トラック運転手になりたいのであれば、試用期間中に真面目で完璧な運転技術を見せつける必要があります。
これは仕方の無い期間です。
大型トラックでの事故は重大事故になり易いので、トラック運転手としての従業員を守る事でもあり、会社自体を守る事でもあります。
さらに言うと、大型トラックを新車で購入すると軽く1,500万円は超えます。
事故の可能性が高いトラック運転手を簡単に乗車させる事ができない金額ですよね。
と言う事で、未経験者が初めから稼ぐことは難しいかも知れませんが、必ず真面目に頑張っていれば長距離トラック運転手としてデビューできるはずです。
長距離トラック運転手になれれば月給40万円はすぐそこにあります。
手に入れる為のレシピは以下の通りです。
- 大物を1箱運ぶのではなく、小物を数千個運ぶような仕事をする事
- 荷物の積込みは、フォークリフトも手積みも必要である事
- 運行距離は基本的に1,000kmを超える事
- 高速道路は指定以外は使用しない事
- 給料計算は基本給+歩合給(運賃の35%以上)
ここまでできれば月給40万円も夢ではありません。
大型トラックの運転技術を習得し長距離トラック運転手となった暁には月給40万円以上も夢ではありませんね。
少しでも早くトラック運転手経験を積み上げて長距離トラック運転手になりましょう。
ちょっと長距離トラック運転手の求人情報がみたいなと思ったら要チェックですよ。
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まとめ
大型トラックとして転職を考えている方は、まずはどのコースを選択するかです。
大手運送会社での定年退職を願うのか、体力的にキツくても高額な給料を望むのか、給料は安いけど経験値を上げるためなのか、そのどれかだと思いますがキツクても高額な給料を目指してください。
体力的には相当辛いと思います。
辛い経験は速めに積んで、次に生かしましょう。
最もベストな運送会社は、辛い事を乗り越えたら必ず見つかるはずですよ。